京都府内スポーツ観光の聖地The Heartlands of KYOTO Sports Tourism

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MTB(マウンテンバイク)の聖地 和束町

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  • 和束町

 

 

 

 京都府の南部に位置し、宇治茶の郷として知られる和束町。国道163号から府道5号を入ったところに町はあります。鉄道はなく、東西を流れる和束川に沿って進んでいくと、山あいには集落や里山、そして一面に茶畑が広がります。この茶畑に代表される、のどかな山里が他府県からもMTB(マウンテンバイク)愛好家が集う人気スポットに。

 

 MTBとは、林道や山岳地帯といった“オフロード”で走行する自転車のこと。アップダウンのある山道を走る「クロスカントリー、山から高速で下り降りる「ダウンヒルなどの競技があり、自然と一体になって楽しめるスポーツです。ダイナミックでスピード感あふれるレースシーンは迫力満点で、国内外の公式大会には多くの観戦者が詰めかけるほど注目度が高まっています。

 

 和束町では、豊かな自然を生かした120haにも及ぶ「湯船森林公園」内に、MTB専用コース「京都ゆぶねMTB LAND」を開設。同コースは日本自転車競技連盟(JCF)」に認定されており、2021年開催の「ワールドマスターズゲームズ」ではMTB競技」の会場にもなっています。

 

    

 

 

 

 

 

 

 

和束町でMTBを楽しもう

 

 

 

上級者から初心者まで楽しめるMTB専用コース

 京都ゆぶね MTB LAND」の開設は、和束町でフィールドワークを行っていた早稲田大学の大学院生が提案。MTBの専門家が走行コースを設計し、MTBの普及に取り組むNPOや地元のボランティアのみなさんたちが協働して整備を行い、2013年秋から営業しています

 コースは、アップダウンの変化に富んだテクニカルな設計で愛好家からも高く評価されています。1年を通して、いつでも利用できる手軽さも魅力のひとつ。

 

《京都ゆぶね MTB LAND

開園:日曜(4月~11月:午前時〜午後4時、12月~月:午前時〜午後3時)

入園料:中学生以上1500小学生1000幼児でコース利用者は1000

MTBレンタル料:1500円~(小学生用500円~、幼児用無料)

 

 

 

大人から子どもまで、ビギナーが楽しめるイベントも

「京都ゆぶね MTB LAND」では、開設当初から愛好家はもちろん、ビギナーや初級者、子ども連れでも楽しくMTBを体験できるさまざまなイベントを行っています。

 

●京都ゆぶね「春よ恋ひ」MTBエンデューロ(春)

●京都ゆぶね「秋の行楽弁当」MTBエンデューロ(秋)

1周約kmのコースを1〜4人のチームで4時間走り続け、何周したかを競います。春は和束茶と和菓子のおもてなしセット、秋は行楽弁当付き。プレゼントが当たる小判さがしゲームなどは、レースにエントリーしなくても参加できます。

 

●ビギナーズスクール(年数回開校)

「親子で楽しむMTB」「世界を目指そう近畿キッズ」などのテーマを設定。国内外で活躍するプロ選手などが、ビギナーや初級者、さらにレベルアップを目指す人に向けて、直接指導やアドバイスを行います。

 

 

 

 

世界への登竜門となるレースにも注目

CJ2 京都ゆぶねSTAGE XCO

CJCoupe du Japon MTB」は、JCF日本自転車競技連盟)公認の全国大会で、国内年間ランキングの対象となるシリーズ戦。そのうち、地区レベルの公認大会を「CJ2」と言い、XCOはクロスカントリーのレースのこと。これを観戦すれば、世界に羽ばたく選手をいち早くチェックできるかも!?

 

 

 

 

コースがさらに充実&グレードアップ

2018年1月には、「キッズコース」の整備が完了し、子どもやビギナーがより楽しみやすくなっています。また、2021年の「ワールドマスターズゲームズ」に向けて、コースをさらにグレードアップする整備計画も進められています。

 

NPOやボランティアのみなさんがコースを整備

NPOやボランティアのみなさんがコースを整備

 

ビギナーズスクールでは、プロ選手が走行テクニックを指導することも

 ビギナーズスクールでは、プロ選手が走行テクニックを指導することも

 

「スーパーキッズレース」には府内外から子どもたちが参加 

 「スーパーキッズレース」には府内外から子どもたちが参加

 

 

 

 

 

 

和束町を満喫しよう

 

茶畑と人の営みが織り成す〝茶源郷〟

  和束町は、京都府随一のお茶の主産地。山腹に広がる茶畑の光景は、京都府景観資産登録第一号となり、京都府選定文化的景観に選定。「日本で最も美しい村」連合の52番目の加盟団体として承認され、2015年には「日本遺産」にも認定されています。新茶から秋番茶まで、季節によって茶畑の表情は移ろい、冬は雪を冠した白くて幻想的な光景も楽しめます。

 

 

 

香り高く、味わい豊かな和束の茶

  和束町は宇治茶生産800年の歴史があり、古くから高級煎茶を栽培してきました。現在和束で生産される茶葉は京都府産の約半数を占め、抹茶の原料のてん茶は全国トップクラスの生産量を誇っています。

「こく」と「うまみ」のある茶葉を育むのが、豊かな森林と清らかな水、昼夜の寒暖差から生じる深い霧。この霧が茶葉を包み込み、強い日射しを遮って、独特の旨味と芳香をもたらしているのです。

 

 

 

お茶づくし、心づくしのおもてなし

 「和束茶カフェ」では、茶農家が丹誠込めて育てた茶葉、数十種類を直売。地元の女性グループが開発したお茶の佃煮やふりかけ、和束茶を使ったスイーツなども並びます。豊かな緑を眺めながら飲む、新鮮なお茶のおいしさは格別です。また、2016年にリニューアルオープンした宿泊施設「京都和束荘」では、お茶を使った会席料理、お茶風呂など、お茶づくしでもてなしてくれます。

 

生産地で飲む新鮮な和束茶は、香りも味わいも格別

生産地で飲む新鮮な和束茶は、香りも味わいも格別

 

京都和束荘ではサークルやクラブの合宿利用にも対応

京都和束荘ではサークルやクラブの合宿利用にも対応

 

京都和束荘で楽しめるお茶を取り入れた季節の会席料理

京都和束荘で楽しめるお茶を取り入れた季節の会席料理