投稿日: 2026年01月22日(木)

川のサイクルツーリズム 第3回「桂川」

桂川

同じ川でも例えば県をまたぐと川の名前が変わる、なんて川が存在します。

例えば有名なところでは信濃川は長野県では千曲川(ちくまがわ)と同じ川でも名前が違うのです。近場では琵琶湖から出た川は瀬田川で、そのあと宇治川となって最後は淀川となります。

そして京都にはもう一つ、頻繁に?名前が変わる川があるのです。

桂川。

 
桂川看板桂川看板

上流部は通称上桂川や大堰川(おおいがわ)、そして亀岡から嵐山に向けては保津川となり、そして最後は行政上の名称桂川となります。

この桂川の名前が変わるのは、先の河川とは違い行政上は「桂川」に統一されており、あくまでも地域によって呼び名が違うだけという、もしかするとこちらの方がレアなケースなのかもしれません。何気なく保津川と言いながら桂川と同じだという認識が薄い人も多く、友人と話していても「あ、本当だ!保津川って桂川ですね」と言う人もいます。そう言う意味では知っているつもりで知られていない川なのかもしれません。

 
保津川下りの船に遭遇保津川沿いを走っていると、ときおり保津川下りの船に遭遇します。

そんな桂川は、由良川同様に京都市の北部に源流を持ち、こちらは淀川水系すなわち太平洋側へと流れる川です。全長107kmと由良川に次いで京都府で2番目、淀川にそそぐ水は琵琶湖のイメージが強いのですが、京都市の北側そして亀岡などのエリアでの水を集めて淀川へと流れ込むことを考えると、琵琶湖に負けず劣らず淀川の水量を支えていると言えます。

桂川と言うとどうしても嵐山から下流側のイメージが強いのですが、亀岡から嵐山までの、「保津川」と言われている箇所は流れも荒々しく、保津川下りで水しぶきをかぶり驚いた人もいることでしょう。実際、源流から河口へ向けて自転車で走っていると、亀岡に至るまでは比較的おとなしい河川と言えます。

前回お伝えした木津川は本流にはしっかりと水を貯めるダムは存在していませんが、桂川は日吉ダムがあります。最近でも大雨の際に日吉ダムで水を貯めて下流部の水害を塞いでいる姿に、ネット上でも「日吉ダム頑張れ」と言うコメントもありましたが、もし、日
吉ダムがないと嵐山あたりは甚大な水害を被っていたかもしれません。

 
ダムカレー日吉ダムにてお昼ごはん。ダムカレーをいただきました。

 
尾花谷川桂川の源流とされているのは広河原付近で尾花谷川とされていますが、佐々里峠付近の谷から水が集まってできている、ということのようです。

この桂川、源流が佐々里峠のふもとで、京都市内に住んでいるサイクリストなら花脊峠を越えてしまえば行くことででき、頑張ればそのまま嵐山、もしくはさくらであい館までほぼ自転車で桂川と並走することが出来ます。私も時々上桂川沿いのエリアは走っていますが、亀岡からは一旦桂川と離れて水尾方面に進み、保津峡経由のルートは少し難易度が高いのですがおススメのルートです。京北で見るおとなしい流れの中にも徐々に大きくなっていく桂川の成長、保津峡と呼ばれるエリアの険しさを切り裂くように進んでいく景色、そして嵐山から淀川合流までは、それまでの流れが噓のように穏やかで心和ませてくれる景色が長い工程でも飽きずに走れます。

 
上桂川と称される京北エリアの桂川上桂川と称される京北エリアの桂川。水流も多くはなく流れも穏やか。この時点では保津川と同じ川だとは到底思えません。

嵐山から下流に伸びるサイクリングロード「京奈和自転車道」は整備も行き届いており、女性や小さなお子さんを連れてのサイクリングでも楽しめるのではないでしょうか。
 
嵐山からは自転車道へ嵐山からは自転車道へ。京奈和自転車道の起点となっています。

 
桂川、木津川そして宇治川が合流するさくらであい館桂川、木津川そして宇治川が合流するさくらであい館。ここから先、桂川は淀川となって大阪湾へと流れ込みます。

京奈和自転車道
https://www.pref.kyoto.jp/doroke/bic-kidu.html

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